太陽光発電の発電量は暑さに比例するのか?

太陽光発電は暑ければ暑いほどたくさんの電気を発電できそうと思っている方もいるのではないでしょうか。
太陽光発電は太陽の光エネルギーを電気に変えるものですので、日差しが強い方が発電できるのは事実です。
日差しが強いと気温が上がり、暑さが増すことが多い為、暑さと発電量は比例すると思われがちです。
しかし、暑さなどの気温は日差しの強さだけでなく、風や地形などによっても異なりますので、必ずしも暑い地域は日差しが強いと言えるわけではありません。

さらに、太陽光発電のパネルは高温になると発電効率が下がってしまいます。
多くのソーラーパネルは25度を超えると発電効率が下がります。この25度というのはソーラーパネルの温度のことであり、気温ではないということに注意が必要です。
ソーラーパネルは色が濃いということもあり、気温よりもはるかに温度が高くなりがちです。
気温が30度を超えるときは70度や80度近くにまで達する可能性があります。
そのため、日本では一年の中で最も日差しが強く、暑さが厳しい8月よりも5月の方が太陽光発電の発電量が多いという現象が多くみられます。しかし、最近では暑さに強いソーラーパネルも開発されてきていますので、太陽光発電を始めたいという方は高温対策という面でもパネルを選ぶことをお勧めします。

太陽光発電について、私が参考にしたのはここ⇒太陽光発電 暑さ